漆/



漆という素材の魅力に魅せられて。制作や本の話や雑話など。

2013年6月14日金曜日

「Female times Ⅱ―新たな時代を刻む女性美術家たち―」



「Female times Ⅱ―新たな時代を刻む女性美術家たち―」


展示のお知らせです。

渋谷Bunkamura Box Galleryにてグループ展に出品させていただくことになりました。
20代から50代の女性美術家8によるグループ展です。
平面絵画、写真やガラス、木彫など、様々な表現方法の作品が揃っています。

私は卒業制作を含めた2〜3年前の漆の作品を出しています。
昔の作品というのは技法や完成度など今見ると少々お恥ずかしいものばかりですが、部屋の隅に追いやられていた作品たちを再びこのような日の目を見る機会を与えていただいたことを嬉しく思っています。
またこれを機に、一層精進していきたいと思っています。

同時期(6.22~8.4)にレオ・レオニ展も開催されているようですね。
私はレオ・レオニのファンでもあるので大変楽しみにしています。

お近くにお立ちよりの際は是非お越し下さいませ。



会場 Bunkamura Box Gallery
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1Fメインロビーフロア
・TEL 03-3477-9174
会期 2013/6/22(土)~ 6/30(日)
10:00-19:30  ※最終日は17:00まで
出品作家
李元淑(木版画)、遠藤章子(ガラス)、荻野夕奈(油彩画)、加藤萌(漆)
康舜香(鍛金)、髙﨑紗弥香(写真)、高梨裕理(木彫)、長野順子(銅版画)




2013年6月6日木曜日

title


作品タイトルって難しい。
タイトルひとつでその作品の印象がかなり変わってしまうから。

逆にタイトルから作品が生まれることもあって、
そういうときは言葉を大事にしながら作品をつくる。


・・このブログ、ひっそりやってるつもりだったんですが、だいぶアクセスされるようになってきました。まあ名前を公にしている時点でひっそりじゃないですよね。

タイトルに困ったとき、私はとあるUKロックバンドさんにお世話になっています。
単語ばかりが連なっていて、でも意味はわからないんだけど、とても素敵なものです。
あ、実はブログタイトルも頂戴したんです。

そしてどうしても思いつかないときは「untitled」
しかしこれは怒られます。どうやって見ればいいんだって。
でも本当に字が当てはまらない時もあるんです。なので許してください。スミマセン。

先々週くらいの仕事。ダマジカの角切り。
削る仕事。これは結構楽しかった。




この時期、小さい頃からとても苦手です。一年で一番体調が悪くて何も出来ない。
はやく梅雨終わらないかな・・。







2013年6月5日水曜日

藝大アートプラザ大賞受賞者招待展




展示のお知らせです。


本日6月5日(水)から6月23日(日)まで、”藝大アートプラザ大賞” 受賞作家による新作を展示販売する

「藝大アートプラザ大賞受賞者招待展」に出品しています。


第1回から第7回までの大賞・準大賞・Bion賞受賞者30名による絵画・彫刻・工芸作品です。

私は乾漆のうさぎと小作品を出しております。

お近くにお立寄りの際はぜひご高覧下さい。

日時:2013年6月5日(水)-6月23日(日)10:00-18:00
6月10日(月)、6月17日(月)は休業いたします。
会場:藝大アートプラザ
入場無料

http://www.geidai.ac.jp/info/20130605.html

どうぞよろしくお願いします。





2013年5月21日火曜日

進級展


展示のお知らせです。

「漆芸研究室 大学院二年生展」
日時:平成25年度5月16日(木)〜5月31日(金) 9:00〜18:00 入場無料 土日祝休廊

場所:東京藝術大学美術学部 総合工房棟A5F 漆芸ギャラリー
出展者:與 奏一、新井 寛生、伊吾田 道子、加藤 萌、進藤 真理、西澤 絵理子
東京藝術大学漆芸研究室在籍中の大学院2年生が、大学院1年次にそれぞれ制作した作品を発表しています。

たくさんの漆のかたちがあります。

近くにお越しの際は、お立ち寄り下さいませ。

どうぞよろしくお願いします。







乾漆コップ


5月半ばが過ぎました。

本日の気温27℃、湿度61%。

だいぶ漆にとって良い環境になってきました。
なぜなら漆は湿度で乾く(硬化する)樹液だからです。これは世界中どこを探しても漆だけなんだそうですね。
湿度温度が低い冬は乾きにくいんですが、漆は梅雨近くになるととっても元気そうです。
但し人に対する被害も大きいですが・・;


いまは乾漆のコップをつくっています。

発砲を胎にして、そこに離型を施し、直接麻布を貼っています。

凸部分は持ち手。また作業が空いてしまうと行程を忘れてしまうので、私はいつも枚数や進んだ行程をマークで記録しています。
一応脱乾も済んだのですが、乾漆ってホント歪む歪む歪む・・!
ゆるい円のコップをつくっていたはずなのに、いつの間にか楕円になってます笑
いや、笑えないw

胎が木地の方が安心感があるなー。でも轆轤はなかなか引けないので難しいなー。
そんなことを考えながら製作中。








2013年4月17日水曜日

調和を読む

年を重ねるごとに感動がだんだんと減っていく。
心の揺れ幅ってものがゆるやかになっている。
私の場合、それはちょっと人より来るのがはやかった気もする。
言葉にするならなんて書くのかな。
諦め?冷め?
熱狂的になるくらいの信仰心とか、所謂ハマるってやつが今とても欲しい。

どうしてだろう?


「僕も昔は君と同じくらい熱心にロックを聞いてたんだ。世の中にこれくらい素晴らしいものはないと思ってた。聴いているだけで幸せだった。」

「今はどうなの?」
「今でも聴いている。好きな曲もある。でも歌詞を暗記するほどは熱心に聴かない。昔程は感動しない。」
「どうしてかしら?」
「どうしてだろう?」
「教えて」

「本当にいいものは少ないということがわかってくるからだろうね。」
「本当にいいものはとても少ない。何でもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。ロック・ミュージックだってそうだ。いいものは一時間ラジオを聴いて一曲くらいしかない。あとは大量生産の屑みたいなもんだ。でも昔はそんなこと真剣に考えなかった。何を聞いてもけっこう楽しかった。若かったし、時間は幾らでもあったし、それに恋をしていた。つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託することができた。僕の言ってることわかるかな?」(村上春樹/ダンスダンスダンス)

わかるよ。今ならわかるんだ。

書いてる只今午前2時。
明日の日の出は5時5分。

さて。

あしたもちゃんと大学行くのなら、もう寝る時間です。



2013年4月16日火曜日

新学期

新学期がはじまりました。
と言ってもいつもと変わりはありません。
散歩しているときの心拍数のよう。
漆芸科の環境は特に変わらず、ソワソワもフワフワもハラハラもドキドキもないので、本当、心中穏やかです。

ところでこの大学は独特の流れがあるようで、外と比べるとかなりゆったりしているように思います。それは入学して一番驚いたこと。慣れるのに大変だったこと。外に出る時また時の流れの差に苦労するであろうこと。

昨年卵殻で白鷺の棗をひとつ制作していました。
うずらの卵を使う技法で、なんて材料費安上がりなことなんだか。
ただ細かい作業なので、自分の足りない視力じゃ1日2時間が限界。
ただ精神統一ができる作業なので、またどうしてもやりたい。
やりたくなるんですよね。。




さて、次に作るもの考えますか。