漆/



漆という素材の魅力に魅せられて。制作や本の話や雑話など。

2013年4月17日水曜日

調和を読む

年を重ねるごとに感動がだんだんと減っていく。
心の揺れ幅ってものがゆるやかになっている。
私の場合、それはちょっと人より来るのがはやかった気もする。
言葉にするならなんて書くのかな。
諦め?冷め?
熱狂的になるくらいの信仰心とか、所謂ハマるってやつが今とても欲しい。

どうしてだろう?


「僕も昔は君と同じくらい熱心にロックを聞いてたんだ。世の中にこれくらい素晴らしいものはないと思ってた。聴いているだけで幸せだった。」

「今はどうなの?」
「今でも聴いている。好きな曲もある。でも歌詞を暗記するほどは熱心に聴かない。昔程は感動しない。」
「どうしてかしら?」
「どうしてだろう?」
「教えて」

「本当にいいものは少ないということがわかってくるからだろうね。」
「本当にいいものはとても少ない。何でもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。ロック・ミュージックだってそうだ。いいものは一時間ラジオを聴いて一曲くらいしかない。あとは大量生産の屑みたいなもんだ。でも昔はそんなこと真剣に考えなかった。何を聞いてもけっこう楽しかった。若かったし、時間は幾らでもあったし、それに恋をしていた。つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託することができた。僕の言ってることわかるかな?」(村上春樹/ダンスダンスダンス)

わかるよ。今ならわかるんだ。

書いてる只今午前2時。
明日の日の出は5時5分。

さて。

あしたもちゃんと大学行くのなら、もう寝る時間です。



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