漆/



漆という素材の魅力に魅せられて。制作や本の話や雑話など。

2013年12月8日日曜日

両手は窓の外


12月になりました。

寒さが厳しくなるにつれて修了制作が忙しくなり、制作に追われる日々を過ごしています。

今までダマジカを中心に作りブログに載せていましたが、実はもう2ヶ月ほど手をかけていません。
いつか展示出来る機会があればいいなと思いつつ、シカは修了が落ち着いたら再びやろうと思っています。とりあえず今は卒業することが大事なので。。

写真は修了制作の一部。パネルに、錆を引いてうっすら波紋を作っています。
ずっと黒を見ていると何処にいるのか分からなくなる。
でもそんな黒が好きです。

漆の仕事は塗るよりも研ぐ方に時間がかかります。
これを回転研ぎ機にかけるわけにはいかないので手動でやっています。
大体半日はずっと研いでる作業なので、これ、かなり地味。





大学の漆風呂は本当に綺麗です。
卒業したら2度とこんな大きな作品作れないだろうな。

2013年10月3日木曜日

乾漆行程2


10月になりました。
気温24℃湿度58%
中秋の名月も過ぎ、上野公園は銀杏が落ちはじめ、いよいよ秋が本格化です。

さて、前々回に引き続き乾漆制作行程です。

バラバラだったいくつかのパーツを麦漆(これは小麦粉を水で練って漆を加えたもの。ネバネバしていて強力な接着剤。金継ぎにも使われます)で接着させました。
耳とか。耳とか。顎とかね。
それから木を削って乾漆本体にはめ込みました。先のとんがっているところですね。設置の為に途中から木を使用しているんですが、何処から乾漆で何処から木かもう分からないでしょう(多分)。
乾漆って軽いことが強みの一つなんですが、今回のシカは使っている木がケンポナシという重くて堅い木であること、ツノもつくことなどを含めると既に結構重いです。これから漆を塗っていくともう少し重量が増すだろうなぁ。。金属に比べたら全然軽いけど。




それから行程遡りますが、このダマジカの石膏取り中の写真が出てきたので載せます。
ついでです。

これは油粘土で原型を作った後の石膏取り。
油粘土の石膏取りは石膏がはじかれるので難しい・・!
・・が、これは石膏の濃度を変えることによって今のところ解決。
しかしこのときはまだ試行錯誤中だったのでちょっと酷い有り様でした笑


で、この型が取れると乾燥させます。
下の写真はシカではなく別の作品(イヌ)のものですが。
バラバラに乾かすと型が歪んでしまうので後ほど針金で結びます。

日に当たって気持ち良さそう。



今回の説明は長くなってしまいました。話がだいぶ前後しているし。。
こののち湿度が下がってくると漆の仕事にも変化が訪れます。
でもそれはまた次回に。


2013年9月6日金曜日

9月の天気と芸術祭


9月になりました。
近日異常気象で竜巻やらゲリラ豪雨やらが目立ちますが、毎年この時期になると気になるのが神輿のことです。
今年も芸術祭がやってきました。
芸大の伝統で1年生は神輿と法被を制作します。
3m程にもなる御神輿で、1年生は夏休み、暑い中この神輿制作をしています。
懐かしいな。毎日朝早くから終電までくったくたになりながら皆で作っていたことを思い出す。だから雨や台風が来ると上級生は皆気にしてる。

上野公園内を何騎もの御神輿がパレードする姿は圧巻です。
美大ならではの御神輿、それから作品の展示にイベントに演奏、屋台にフリーマーケットなど盛りだくさんです。是非お越し下さいませ。

「藝祭」
2013年9月6日(金)〜9月8日(日)
東京藝術大学 音楽学部/美術学部構内 9:00〜20:00

http://www.geidai.ac.jp/event/geisai2013/html/home.html


毎年私は藝祭では展示もやっていましたが、今年はフリマだけ出展します。
毎年同じ工芸メンツで出しているのですが、今年はついに最後になりました。かれこれもう5年目です。
芸術の道、東京都美術館入り口前で出してます。
今年も樹脂のキーホルダー。
漆芸科なのに科学樹脂ってどうなんだろう。



 
  最後の藝祭。程々に楽しみます。

                 
                 それでは。

2013年8月20日火曜日

乾漆行程

8月半ば過ぎてきましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
今回は久々に乾漆の行程を載せます。・・あれ、はじめてだったかな。

いま制作中のものはダマジカの胸像。
ダマジカは日本には生息していません。日本でもおなじみの角が枝状に分かれているものと違って、葉のような掌状の角をしているのが特徴です。 英名はFallow Deer。とても美しい鹿です。

写真は粘土で原型を作り7月に石膏取りをしたもの。もう麻布貼りを終えて脱乾しています。表面は地の粉or切り粉の状態。
本当はもう全部くっつけてしまいたいんだけれども、今回は目を玉眼にすること(仏像制作に用いられますが、私は水晶ではなくガラスでの予定)、角を取り外し出来るように接続部を作ること、前作のオオカミのように設置面が少ないため、木の補強をいれること、などの理由がある為ギリギリまで別で作ります。
玉眼の方法は今回はじめてやります。しかし裏の合わせ方が結構難しいんですね・・。
上手くいったら載せましょう。
そして角はもう少し大きくする予定。大学にパーツを忘れてしまいましたが。





今回の鹿は作る前からタイトルが決まっています。雨をテーマにしています。先にタイトルが決まっているとイメージが固まりやすいので楽かな。パーツが多いのと接合作業は全然楽じゃないんですけどね。
今はこの他に修了制作も作っています。そちらはまだ粘土原型の状態でダマジカより大きさがあります。
予定、結構押してます。まぁ、いつものことなんですが・・。
また時間がある時にちゃんと漆のことを書きたいです。

今日はこの辺で。





2013年8月12日月曜日

「真夏の夜の夢」展 終了いたしました。


ギャラリー田中での「真夏の夜の夢」展、無事に終了いたしました。
展示名の通り期間中は猛暑日が続きましたが、そんな暑い中お越し下さった皆様、
誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

今回の展示では5人のグループ展、素材はコアガラス、陶芸、漆芸、彫金と様々にあったのですが、技法や表現、それから作品に対する想いなど、それぞれの方から大変刺激を受けた展示となりました。


陶芸の伊藤さんが、「年代に関係なく作品を通して直ぐに仲良くなれるのが、物作りをしている人たちの特権ですね」とおっしゃっていたのですが、全くその通りだと思います。

年代も様々、素材も様々、でも期間中、何よりも作家さんたちとたくさんお話が出来たことが楽しかったです。

ギャラリーのオーナーである田中さんと奥様をはじめ、作家の皆さん、お越し下さった皆様、支えてくれた家族、新しい出会いに感謝です。


ああ、楽しかったなぁ〜







2013年7月30日火曜日

真夏の夜の夢


展示のお知らせです。

「真夏の夜の夢」展 (コアガラス・陶芸・漆芸・彫金)

2013年8月1日(木)〜10日(土) 日曜休廊
12:00AM〜7:00PM (最終日は午後4時まで)
ー 秋葉 絢・伊藤嘉英・伊藤早苗・加藤萌・吉田泰一郎 ー 

暑い真夏の夜の夢のごとく、様々な素材、技法によって生み出された動物が皆様をお迎えします。

会場:Gallery Tanaka ギャラリー田中
東京都中央区銀座7-2-22 同和ビル1F


私は乾漆のイヌオオカミ(←)とウサギと、それから月の皿やらコップやらを出品しています。
田中ギャラリーさんは十数年前、銅版画をやっている父が展示をしていた画廊さんで、当時小学生だった頃から今でもちょくちょく遊びに行かせて頂いているところでもあります。
まさか自分が展示をさせて頂けるとは思ってもみませんでしたが、今回このような企画に呼んで頂き、大変嬉しく思っています。同時に緊張もしていますが・・笑

様々な素材で、とても繊細で楽しい動物作品が揃っています。
他の作家さん方の作品を見れることを私自身とても楽しみにしています。

どうぞよろしくお願いいたします。






2013年7月3日水曜日

展示終了いたしました。


先日無事に 「Female times Ⅱ ー新たな時代を刻む女性美術家たちー」の展示が終了いたしました

遠い中、暑い中、人ごみのすごい渋谷までお越し下さった皆様、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます

本展覧会を通し、自分の制作に対する姿勢と甘さを再び見つめ直すことが出来たように思います。また様々なジャンルの作家の方々とご一緒出来、とても良い刺激を受けました。皆さんとっても素敵な生き方をしてらっしゃるので憧れです!

今後も漆という素材の魅力を生かした、自分なりの表現を探っていけたらと思っています。
また展示をする際は、「来てよかった!」って言ってもらえるような作品をつくれるよう、さらに精進していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。


あ、この写真は写真家の高崎紗弥香さんに撮っていただいたものです。私の写真と大違い!笑






2013年6月28日金曜日

ひと呼吸


平岡はとうとう自分と離れてしまった。
逢うたんびに、遠くいて対応するような気がする。実をいうと、平岡ばかりではない。
誰に逢ってもそんな気がする。現代の社会は孤立した人間の集合体に過ぎなかった。大地は自然に続いているけれども、その上に家を建てたら、忽ち切れ切れになってしまった。家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった。文明は我らをして孤立せしむるものだと、代助は解釈した。
                                     ー夏目漱石「それから」ー


現代社会、と言っているけれど今から約75年前の話。
なんだ。結構今の人と変わらないんだ。っていうのが正直な感想。

3Dプリンターというまさかの機械が登場したこの時代、
何で漆なんていう膨大に手間のかかることやっているんだろうね、って話になった。
「好きだからしょうがないんじゃん」きっとそれだけの理由。

時代は変化していくけれど、人の根本はきっと変わらない。
夏目漱石展、7月7日まで東京藝術大学藝大美術館で開催しています。








2013年6月14日金曜日

「Female times Ⅱ―新たな時代を刻む女性美術家たち―」



「Female times Ⅱ―新たな時代を刻む女性美術家たち―」


展示のお知らせです。

渋谷Bunkamura Box Galleryにてグループ展に出品させていただくことになりました。
20代から50代の女性美術家8によるグループ展です。
平面絵画、写真やガラス、木彫など、様々な表現方法の作品が揃っています。

私は卒業制作を含めた2〜3年前の漆の作品を出しています。
昔の作品というのは技法や完成度など今見ると少々お恥ずかしいものばかりですが、部屋の隅に追いやられていた作品たちを再びこのような日の目を見る機会を与えていただいたことを嬉しく思っています。
またこれを機に、一層精進していきたいと思っています。

同時期(6.22~8.4)にレオ・レオニ展も開催されているようですね。
私はレオ・レオニのファンでもあるので大変楽しみにしています。

お近くにお立ちよりの際は是非お越し下さいませ。



会場 Bunkamura Box Gallery
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1Fメインロビーフロア
・TEL 03-3477-9174
会期 2013/6/22(土)~ 6/30(日)
10:00-19:30  ※最終日は17:00まで
出品作家
李元淑(木版画)、遠藤章子(ガラス)、荻野夕奈(油彩画)、加藤萌(漆)
康舜香(鍛金)、髙﨑紗弥香(写真)、高梨裕理(木彫)、長野順子(銅版画)




2013年6月6日木曜日

title


作品タイトルって難しい。
タイトルひとつでその作品の印象がかなり変わってしまうから。

逆にタイトルから作品が生まれることもあって、
そういうときは言葉を大事にしながら作品をつくる。


・・このブログ、ひっそりやってるつもりだったんですが、だいぶアクセスされるようになってきました。まあ名前を公にしている時点でひっそりじゃないですよね。

タイトルに困ったとき、私はとあるUKロックバンドさんにお世話になっています。
単語ばかりが連なっていて、でも意味はわからないんだけど、とても素敵なものです。
あ、実はブログタイトルも頂戴したんです。

そしてどうしても思いつかないときは「untitled」
しかしこれは怒られます。どうやって見ればいいんだって。
でも本当に字が当てはまらない時もあるんです。なので許してください。スミマセン。

先々週くらいの仕事。ダマジカの角切り。
削る仕事。これは結構楽しかった。




この時期、小さい頃からとても苦手です。一年で一番体調が悪くて何も出来ない。
はやく梅雨終わらないかな・・。







2013年6月5日水曜日

藝大アートプラザ大賞受賞者招待展




展示のお知らせです。


本日6月5日(水)から6月23日(日)まで、”藝大アートプラザ大賞” 受賞作家による新作を展示販売する

「藝大アートプラザ大賞受賞者招待展」に出品しています。


第1回から第7回までの大賞・準大賞・Bion賞受賞者30名による絵画・彫刻・工芸作品です。

私は乾漆のうさぎと小作品を出しております。

お近くにお立寄りの際はぜひご高覧下さい。

日時:2013年6月5日(水)-6月23日(日)10:00-18:00
6月10日(月)、6月17日(月)は休業いたします。
会場:藝大アートプラザ
入場無料

http://www.geidai.ac.jp/info/20130605.html

どうぞよろしくお願いします。





2013年5月21日火曜日

進級展


展示のお知らせです。

「漆芸研究室 大学院二年生展」
日時:平成25年度5月16日(木)〜5月31日(金) 9:00〜18:00 入場無料 土日祝休廊

場所:東京藝術大学美術学部 総合工房棟A5F 漆芸ギャラリー
出展者:與 奏一、新井 寛生、伊吾田 道子、加藤 萌、進藤 真理、西澤 絵理子
東京藝術大学漆芸研究室在籍中の大学院2年生が、大学院1年次にそれぞれ制作した作品を発表しています。

たくさんの漆のかたちがあります。

近くにお越しの際は、お立ち寄り下さいませ。

どうぞよろしくお願いします。







乾漆コップ


5月半ばが過ぎました。

本日の気温27℃、湿度61%。

だいぶ漆にとって良い環境になってきました。
なぜなら漆は湿度で乾く(硬化する)樹液だからです。これは世界中どこを探しても漆だけなんだそうですね。
湿度温度が低い冬は乾きにくいんですが、漆は梅雨近くになるととっても元気そうです。
但し人に対する被害も大きいですが・・;


いまは乾漆のコップをつくっています。

発砲を胎にして、そこに離型を施し、直接麻布を貼っています。

凸部分は持ち手。また作業が空いてしまうと行程を忘れてしまうので、私はいつも枚数や進んだ行程をマークで記録しています。
一応脱乾も済んだのですが、乾漆ってホント歪む歪む歪む・・!
ゆるい円のコップをつくっていたはずなのに、いつの間にか楕円になってます笑
いや、笑えないw

胎が木地の方が安心感があるなー。でも轆轤はなかなか引けないので難しいなー。
そんなことを考えながら製作中。








2013年4月17日水曜日

調和を読む

年を重ねるごとに感動がだんだんと減っていく。
心の揺れ幅ってものがゆるやかになっている。
私の場合、それはちょっと人より来るのがはやかった気もする。
言葉にするならなんて書くのかな。
諦め?冷め?
熱狂的になるくらいの信仰心とか、所謂ハマるってやつが今とても欲しい。

どうしてだろう?


「僕も昔は君と同じくらい熱心にロックを聞いてたんだ。世の中にこれくらい素晴らしいものはないと思ってた。聴いているだけで幸せだった。」

「今はどうなの?」
「今でも聴いている。好きな曲もある。でも歌詞を暗記するほどは熱心に聴かない。昔程は感動しない。」
「どうしてかしら?」
「どうしてだろう?」
「教えて」

「本当にいいものは少ないということがわかってくるからだろうね。」
「本当にいいものはとても少ない。何でもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。ロック・ミュージックだってそうだ。いいものは一時間ラジオを聴いて一曲くらいしかない。あとは大量生産の屑みたいなもんだ。でも昔はそんなこと真剣に考えなかった。何を聞いてもけっこう楽しかった。若かったし、時間は幾らでもあったし、それに恋をしていた。つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託することができた。僕の言ってることわかるかな?」(村上春樹/ダンスダンスダンス)

わかるよ。今ならわかるんだ。

書いてる只今午前2時。
明日の日の出は5時5分。

さて。

あしたもちゃんと大学行くのなら、もう寝る時間です。



2013年4月16日火曜日

新学期

新学期がはじまりました。
と言ってもいつもと変わりはありません。
散歩しているときの心拍数のよう。
漆芸科の環境は特に変わらず、ソワソワもフワフワもハラハラもドキドキもないので、本当、心中穏やかです。

ところでこの大学は独特の流れがあるようで、外と比べるとかなりゆったりしているように思います。それは入学して一番驚いたこと。慣れるのに大変だったこと。外に出る時また時の流れの差に苦労するであろうこと。

昨年卵殻で白鷺の棗をひとつ制作していました。
うずらの卵を使う技法で、なんて材料費安上がりなことなんだか。
ただ細かい作業なので、自分の足りない視力じゃ1日2時間が限界。
ただ精神統一ができる作業なので、またどうしてもやりたい。
やりたくなるんですよね。。




さて、次に作るもの考えますか。



2013年3月31日日曜日

ケイゴ,keigo,language


研修、というものを受けてきました。
言葉の使い方、お辞儀、挨拶、心得等ですね。改めて日本語の奥深さを感じました。

特に敬語です。
敬語の使い方は時代とともに変化していくようで、
私が中学生くらいの頃は3分類でしたが、平成19年から5分類になっているようですね。

・尊敬語 いらっしゃる、おっしゃる
・謙譲語1 伺う、申し上げる
・謙譲語2 参る、申す
・丁寧語 です、ます
・美化語 お酒、お料理

・・美化語って〜なに。笑
一般常識の無い私なんかにとっては、身に付いてないことやとっさに出て来ない言葉が沢山あります。
日本語すごいな。

とりあえず何事も経験。よし。



2013年3月24日日曜日

空に知られぬ雪ぞ降りける


先月に仕上げた乾漆作品を手直ししています。

乾漆うさぎは2羽目。
うさぎは家で飼っているので作りやすいんです。大きさも丁度良いので。

ウサギの白の部分の色が上手く出なかったので、一度削って発色の良い顔料に置き換えてもう一度。

漆で白を出すのは難しいです。
顔料だけでは足りないので、私は銀粉を使ったりもします。
下地ももっと綺麗に表面出さないとなー。

作品つくる度に自分の甘さにげんなりしているので、これがきっと人生の課題でしょうね。






東京は桜が満開です。

4月に花見を計画していたのに、これじゃあ散ってしまうでしょう。あちゃー。

でも桜は散り際が一番好き。コップに浮かんだ花弁なんて、なんと風情のあることか。
ちょっと慌ただしい今年の桜ですが、今年もしっかり見届けたいと思います。



桜散る 木の下風は 寒からで 空に知られぬ雪ぞ降りける




2013年3月23日土曜日

ブログはじめました。


今年春から大学院2年生に進学します。

私は引き続き漆での制作をしていきます。

大学での生活は、あっという間の5年間でした。早いですね。学生という身分ももう残りわずかです。

4月から修了制作がはじまるので、少々気合いを入れていかないと・・笑

自分の制作の記録を残していこうかな、と思いブログをはじめることにしました。

よろしくお願いします。




「それは目に見えなくとも」/ 2012年 乾漆